弁護士 儀保唯

現在の働き方について

私は、2017年(平成29年)5月に、当事務所に入所し、名護支店の支店長として就任しました。当時は、事務員もおらず弁護士1名で全ての業務をこなしていたのですが、あれから6年が経ち、現在は弁護士2名、事務員3名と名護市内では一番規模の大きな事務所になりました。

現在の業務としては、一般的な弁護士としての業務と支店長としてのマネジメント業務に従事しています。今年2月には、名護支店で3年間勤務していた弁護士が横浜支店長として就任しましたが、勤務弁護士の案件管理や後輩指導は、支店長としての中心的な業務になります。

岡野法律事務所への入所を決めた理由

私は、広島で登録し、別の法律事務所に3年間所属していましたが、出身地である沖縄に戻って地元のために働きたいという気持ちがずっとありました。そこで、沖縄に戻ると決めたとき、地元に支店があった当事務所から声をかけていただいたのがきっかけです。

沖縄は、人口比率的には弁護士は多いのですが、県庁所在地の那覇市に集中し、裁判所名護支部周辺にいる実働弁護士は4名しかおらず、地域にリーガルサービスが行き届いているとはいえない状況があります。しかし、当事務所は、那覇支店に加え、他の法律事務所に先駆けて名護支店も出店していたことから、地域に根ざした法律事務所を実現している事務所だと思ったのです。

また、私は、入所した当時は弁護士4年目で、まだ経験が浅く、一人で弁護士をすることへの不安もありました。しかし、当事務所は、全国の本支店にいる弁護士とすぐにチャットで繋がることができ、わからないことは質問できる環境があったので、これもとても心強かったです。

家庭生活や育児との両立について

私は、2018年(平成30年)3月に結婚したのですが、当時は、女性の支店長は一人だけで、支店長会議は毎月18時以降に行われており、私はどうやって家族との時間を確保するか悩んでいました。そこで、勇気を出して、支店長会議の時間帯を営業時間内にすることを要望したのですが、現在は、営業時間内に会議が行われるようになり、希望する人は営業時間外に行うという方法に変わりました。

このように、当事務所は、行動指針にも「CHALLENGE TO CHANGE」を掲げてあることからも、働いている弁護士が意見を言いやすい雰囲気があります。

また、私は、2021年(令和3年12月)に長女を出産したのですが、そのため、同年11月中旬から産休に入り、令和4年1月から3月まで育休をとりました。この間は、他の支店から名護支店に応援の弁護士が来てくれて、私の事件を引き継いでくれたので、私はどうしても引き継げない事件2~3件と支店長として勤務弁護士や事務員の相談に乗るという業務のみを行いました。

このように、事務所が配慮してくれて、出産を無事に終えることができたことに大変感謝しています。

令和4年4月に復帰したのですが、子どもは月齢制限で保育園に預けることができなかったので、実母と夫が交替で面倒を見て、私はお昼休みに自宅に戻って授乳をする、という生活を令和5年1月まで続け、同年4月にやっと保育園に入所させることができました。その間も、短い勤務時間で弁護士業務やマネジメントをするのは、工夫が必要でしたが、当事務所の理解もあり、事務所のスタッフの協力があって乗り切ることができました。

現在は、保育園の送迎や家事をこなすため、勤務時間は、平日9時~17時30分ということが多いですが、依頼者の要望によっては、夕方や土日に打合せを入れることもあります。これは、家族の理解と協力があってできることですから、家族にも感謝しています。

女性の働き方

女性は、妊娠・出産だけでなく、毎月の生理など身体や精神の状態に波があるものです。私は、そのしんどい時期を我慢するのではなく、受け入れた上で、どうしたら快適に働くことができるか、短い時間で効率的に結果を出すことができるか、と考えるように心がけています。

そして、それを実現するためには一人ではできないこともあるので、なるべく事務所のスタッフや上司に相談するようにしています。当事務所は、個人のやりたいことを応援してくれる社風ですので、働く上で不安に思うことがあったら遠慮なく相談してもらい、一緒に解決方法を考えていきたいと思っています。

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